カメラバッテリーを飛行機で預けてしまった!国内線でも大丈夫?ANA等の対応まとめ

「カメラ バッテリー 飛行機 預けてしまった」と検索する方の多くは、不安や焦りを感じているはず。

この記事ではカメラバッテリーを飛行機で預けてしまったときの対処法とルールを、初心者にもわかりやすく解説します。

旅行前後のトラブルを避け、安全に飛行機へ搭乗するための知識が手に入ります。

この記事を読んでわかること
  • カメラ用バッテリーを飛行機で預けてしまったときの航空法上の扱いとは
  • 国内線と国際線それぞれのルールと対応方法
  • リチウム電池の種類別に見る預け入れ可否と注意点
  • 航空会社ごとの個数制限や没収リスクの事例解説
目次

カメラバッテリーを飛行機で預けてしまった場合の基本ルールとは?

空港で荷物を預ける様子

カメラのバッテリーは多くがリチウム電池で、飛行機に預けるのは原則禁止です。

誤って預けてしまった場合の扱いは、航空会社や路線(国内線・国際線)によって異なります。

  • バッテリーを飛行機に預けてしまったときの航空法上の扱いとは?
  • カメラ用バッテリーは飛行機でも大丈夫?禁止される条件を確認
  • 国内線で預けてしまった場合の対応
  • 国際線で誤って預けたときのチェックポイント
  • カメラに使うリチウム電池は預け荷物にできない?種類ごとの規制とは
  • バッテリーの個数制限|飛行機に持ち込める上限を航空会社ごとに比較

バッテリーを飛行機に預けてしまったときの航空法上の扱いとは?

​カメラバッテリーを飛行機に預けてしまった場合、航空法上の取り扱いには特別な注意が必要です。​

多くのカメラバッテリーはリチウムイオン電池を使用しており、発火や爆発のリスクがあるため、航空輸送において厳格な規制が設けられています。

国際航空運送協会(IATA)のガイドラインや日本の航空会社(ANAやJAL)では、リチウムイオン電池を内蔵した電子機器について、ワット時定格量(Wh)が160Wh以下であれば、機内持ち込みや預け入れが可能とされています。​ただし、預け入れる場合は電源を完全にオフにし、適切に保護する必要があります 。​

一方で、予備のバッテリー(電池単体)は、容量に関係なく預け入れが禁止されています。​これらは必ず機内持ち込み手荷物として持参し、短絡防止のために端子をテープで覆うなどの対策を施す必要があります 。​

カメラ用バッテリーは飛行機でも大丈夫?禁止される条件を確認

カメラ用バッテリー

リチウムイオン電池を含むカメラバッテリーは、航空法および国際航空運送協会(IATA)の規定により、預け荷物としての輸送が禁止されています。​

これは、貨物室内での発火や爆発のリスクを最小限に抑えるためです。​ANAやJALなどの主要航空会社も、この規定に従い、リチウムイオン電池を含むバッテリーの預け入れを禁止しています。​

具体的には、ワット時定格量(Wh)が100Wh以下のバッテリーは、機内持ち込みが可能です。

​100Whを超え160Wh以下のバッテリーは、1人あたり2個まで機内持ち込みが許可されています。​しかし、160Whを超えるバッテリーは、機内持ち込みも預け入れも禁止されています。 ​

万が一、バッテリーを預け荷物に入れてしまった場合、空港のX線検査で発見され、係員から呼び出される可能性があります。​

その際、バッテリーは没収されるか、取り出すよう指示されることがあります。​最悪の場合、荷物全体が搭載されないこともあるため、注意が必要です。

安全な航空旅行のためには、カメラバッテリーを含むリチウムイオン電池は、必ず機内持ち込み手荷物として携帯し、短絡防止措置(端子の絶縁や個別包装)を施すことが推奨されています。​また、航空会社や空港の最新の規定を事前に確認することが重要です。

国内線で預けてしまった場合の対応

国内線においても、リチウムイオン電池を含むバッテリー類の取り扱いには厳格な規定があります。​特に、予備バッテリーやモバイルバッテリーは、預け荷物としての輸送が禁止されており、機内持ち込みが原則です。​

万が一、誤ってバッテリーを預け荷物に入れてしまった場合、以下の対応が求められます :​

  1. 速やかに申告:​チェックインカウンターや保安検査場のスタッフに、バッテリーを預け荷物に入れてしまった旨を速やかに伝えましょう。​
  2. 荷物の確認:​荷物の引換番号をもとに、該当する荷物を特定し、バッテリーを取り出す手続きを行います。​
  3. 状況に応じた対応:​すでに荷物が仕分け済みで取り出せない場合、航空会社側で危険物として処分される、または到着後に説明を受けることがあります。

このような事態を避けるためにも、出発前に持ち物を再確認し、バッテリー類は手荷物として機内に持ち込むようにしましょう。

​また、航空会社のウェブサイトで、持ち込み可能な電池容量や個数の制限を事前に確認することも重要です。​

国際線で誤って預けたときのチェックポイント

​国際線において、カメラのバッテリーを誤って預け荷物に入れてしまった場合、航空会社や空港のセキュリティポリシーにより対応が異なります。

​一般的に、リチウムイオン電池やリチウム電池の単体は受託手荷物として預けることが禁止されています。​これは、これらの電池が損傷や短絡により発火の危険性があるためです。 ​

もし搭乗前にバッテリーを預けてしまったことに気付いた場合は、速やかに航空会社のスタッフに報告し、対応を依頼してください。

​チェックインカウンターや搭乗口での対応が可能な場合があります。​セキュリティチェック中に発見された場合、スタッフがその場でバッテリーを取り出し、手荷物として再度持ち込む手続きを行うことがあります。

搭乗後に気付いた場合は、到着地で航空会社のカウンターに申告し、対応を依頼することが推奨されます。​

荷物の受け取り前に確認してもらえる場合がありますが、対応は航空会社や空港によって異なるため、事前の確認が重要です。

カメラに使うリチウム電池は預け荷物にできない?種類ごとの規制とは

​カメラ用のリチウム電池は、種類や容量によって航空機への持ち込みや預け入れに制限があります。

​リチウム電池には主に「リチウムイオン電池」と「リチウム金属電池」の2種類があり、それぞれ規制が異なります。​

リチウムイオン電池は充電式で、デジタルカメラやノートパソコンなどに使用されます。​この電池を預け荷物として預ける場合、電源を完全にオフにし、ケースや衣類などで保護する必要があります。 ​

一方、リチウム金属電池は使い捨てタイプで、腕時計や電卓などに使用されます。​この電池を預け荷物として預ける場合、リチウム含有量が2g以下であることが条件となります。

また、予備のバッテリー(モバイルバッテリーなど)は、ショート防止のため個々に保護し、機内持ち込み手荷物として機内へ持ち込む必要があります。 ​

航空会社によっては、これらの規制に加えて独自のルールを設けている場合がありますので、事前に利用する航空会社の公式ウェブサイトで確認することをおすすめします。

バッテリーの個数制限|飛行機に持ち込める上限を航空会社ごとに比較

飛行機に持ち込めるバッテリーの個数制限は、航空会社やバッテリーの容量によって異なります。​

一般的なルールとして、100Wh以下のバッテリーは個数制限なく持ち込めますが、100Whを超え160Wh以下のバッテリーは1人あたり2個までと制限されています。​

例えば、JALやANAなどの日本の航空会社では、100Wh以下のバッテリーは個数制限なく持ち込み可能で、100Whを超え160Wh以下のバッテリーは2個まで持ち込み可能です。

一方、国際線では航空会社によってルールが異なる場合があります。

​例えば、ブリティッシュ・エアウェイズでは100Wh以下のバッテリーは最大4個まで、100Wh〜160Whのバッテリーは2個まで持ち込み可能で、160Whを超えるバッテリーは持ち込み不可です。 ​

また、モバイルバッテリーを預け荷物に入れることはできません。​リチウムイオン電池は衝撃や気圧変化に弱く、発熱・発火の危険性があるため、必ず機内持ち込み手荷物として持ち込む必要があります。

バッテリーの容量は、mAh(ミリアンペアアワー)で表示されていることが多く、Wh(ワットアワー)に換算する必要があります。​

換算式は「Wh = V(電圧) × Ah(バッテリー容量)」で、リチウムイオン電池の電圧は通常3.7Vです。​例えば、10000mAhのバッテリーは約37Whとなります。

航空会社によっては、これらのルールが異なる場合がありますので、搭乗前に各航空会社の公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。

カメラバッテリーを飛行機で預けてしまったときの対処法と防止策

うっかり預けてしまっても落ち着いて対処すれば対応可能です。

今後同じことが起きないよう、正しい収納方法や事前確認も大切です。

  • チェックイン後に発覚した場合の連絡先と航空会社ごとの対応例
  • バッテリーを預けないための収納テクニックと収納グッズ紹介
  • バッテリーを飛行機内に安全に持ち込むためのチェックリスト
  • 事前に確認したい!ANA・JAL・LCCの公式ルール比較
  • 空港で没収される可能性のあるバッテリーとは?事例と注意点

チェックイン後に発覚した場合の連絡先と航空会社ごとの対応例

​チェックイン後にカメラバッテリーを預け荷物に入れてしまった場合、航空会社や空港の対応は迅速かつ厳格です

​多くのカメラバッテリーはリチウムイオン電池を使用しており、発火のリスクがあるため、預け荷物としての持ち込みは禁止されています。

空港の保安検査でバッテリーが発見されると、アナウンスで呼び出され、係員の立ち会いのもとで荷物検査が行われる可能性があります

​この際、バッテリーはスーツケースから取り出され、機内持ち込み手荷物に移し替える対応となります。​ただし、条件を満たしていない場合や容量が極端に大きいものについては、その場で破棄されることもあります 。

特に国際線では、保安検査がより厳しく、没収や開封検査のリスクが高まります。​海外の空港では、スーツケースの鍵が破壊され、バッテリーが捨てられることもあるため、注意が必要です 。

このような事態を避けるためには、出発前にバッテリーが手荷物に入っているかを確認し、預け荷物には入れないようにすることが重要です。​

また、バッテリーの端子部分をショート防止のために絶縁テープで覆う、個別のケースに入れるなど、安全対策を施しておくことが推奨されます

事前準備をしっかり行えば、余計なトラブルに巻き込まれることなく、安心してカメラを持って旅に出ることができます。​出発前には必ずバッテリーが機内持ち込みになっているかをチェックする習慣をつけておくと良いでしょう。

バッテリーを預けないための収納テクニックと収納グッズ紹介

カメラ用のリチウムイオンバッテリーを飛行機に持ち込む際は、航空会社の規定を遵守し、安全に収納することが重要です。​適切な収納方法とグッズを活用することで、トラブルを未然に防ぐことができます。​

収納テクニック

  • 端子の絶縁: バッテリーの端子部分が金属と接触しないよう、絶縁テープで保護します。​
  • 個別包装: バッテリーは一つずつ、プラスチックケースや専用の保護袋に入れて持ち運びます。​
  • 容量の確認: 100Wh以下のバッテリーは個数制限なしで持ち込み可能ですが、100Whを超え160Wh以下のものは2個までと制限されています。 ​

おすすめ収納グッズ

  • 耐衝撃ケース: バッテリー専用の耐衝撃ケースは、外部からの圧力や衝撃からバッテリーを守ります。​
  • 防水ポーチ: 防水性のあるポーチは、湿気や液体からバッテリーを保護し、万が一の漏電リスクを軽減します。​
  • 多機能収納バッグ: バッテリーだけでなく、充電器やケーブルも一緒に収納できるバッグは、整理整頓に便利です。​

これらの対策を講じることで、飛行機内での安全性を確保し、快適な旅をサポートします。

バッテリーを飛行機内に安全に持ち込むためのチェックリスト

カメラやモバイル機器のリチウムバッテリーは、正しい方法で機内持ち込みをすれば安全に輸送できます。国際航空運送協会(IATA)および日本の航空会社(ANA・JALなど)の規定に従い、以下のポイントを出発前に確認しましょう。

  • ワット時定格量(Wh)の確認:100Wh以下のものは制限なく持ち込み可能。100Wh超~160Whは2個まで。160Wh超は原則不可。
  • 予備バッテリーの扱い:予備電池(単体)は預け荷物NG。必ず機内持ち込みし、短絡(ショート)防止のために端子をテープで絶縁。
  • 収納方法:個別にビニール袋や防炎ケースに入れる。強い衝撃が加わらないよう、手荷物の中で安定した位置に収納。
  • 機器内蔵型バッテリー:電源を完全にオフにし、できればバッテリー残量を50%以下にして持ち込むとより安全。
  • 航空会社の公式ルール確認:LCCは特に制限が厳しい場合も。事前に各社のサイトでバッテリー持ち込み条件を再確認。

これらの対策を講じることで、トラブルを回避し、安全に空の旅を楽しむことができます。

事前に確認したい!ANA・JAL・LCCの公式ルール比較

ANA(全日本空輸)

ANAでは、リチウムイオンバッテリーの取り扱いについて明確な規定があります。​

  • 持ち込み可能なバッテリー容量: 100Wh以下のリチウムイオンバッテリーは、機内持ち込みが可能です。
  • 100Whを超え160Wh以下のバッテリー: 最大2個まで機内持ち込みが可能ですが、事前に航空会社の承認が必要です。​
  • 160Whを超えるバッテリー: 機内持ち込みも預け入れも禁止されています。​
  • 予備バッテリーの取り扱い: 予備のリチウムイオンバッテリーは、短絡防止のため端子を絶縁し、個別に保護された状態で機内持ち込みが必要です。​
  • スマートバゲージ: 取り外し可能なバッテリーを備えたスマートバゲージは、バッテリーを取り外して機内持ち込みすることで、預け入れが可能です。​

JAL(日本航空)

JALもリチウムバッテリーの取り扱いに関して厳格な規定を設けています。​

  • 持ち込み可能なバッテリー容量: 100Wh以下のリチウムイオンバッテリーは、機内持ち込みが可能です。
  • 100Whを超え160Wh以下のバッテリー: 最大2個まで機内持ち込みが可能ですが、事前に航空会社の承認が必要です。
  • 160Whを超えるバッテリー: 機内持ち込みも預け入れも禁止されています。​
  • 予備バッテリーの取り扱い: 予備のリチウムイオンバッテリーは、短絡防止のため端子を絶縁し、個別に保護された状態で機内持ち込みが必要です。​
  • スマートバゲージ: 取り外し可能なバッテリーを備えたスマートバゲージは、バッテリーを取り外して機内持ち込みすることで、預け入れが可能です。​

LCC(格安航空会社)

格安航空会社(LCC)では、リチウムバッテリーの取り扱いに関して、各社で規定が異なる場合があります。​

  • 持ち込み可能なバッテリー容量: 多くのLCCでは、100Wh以下のリチウムイオンバッテリーの機内持ち込みを許可しています。​
  • 100Whを超えるバッテリー: 航空会社によっては、100Whを超えるバッテリーの持ち込みに制限を設けている場合があります。事前に各航空会社の規定を確認することが重要です。​
  • 予備バッテリーの取り扱い: 予備のリチウムイオンバッテリーは、短絡防止のため端子を絶縁し、個別に保護された状態で機内持ち込みが必要です。​
  • スマートバゲージ: 取り外し可能なバッテリーを備えたスマートバゲージは、バッテリーを取り外して機内持ち込みすることで、預け入れが可能です。​

各航空会社のリチウムバッテリーに関する規定は、安全性を確保するために設けられています。​旅行前には、利用する航空会社の最新の規定を確認し、適切な準備を行うことが重要です。

​特に、バッテリー容量や予備バッテリーの取り扱いについては、細心の注意を払って対応しましょう。

空港で没収される可能性のあるバッテリーとは?事例と注意点

飛行機への搭乗時、特定の条件を満たさないバッテリーは安全上の理由から没収される可能性があります。

特に注意すべきはリチウムイオンバッテリーで、容量が160Whを超えるものは機内持ち込みも預け入れも禁止とされており、没収対象になります。

また、予備バッテリー(単体)を誤ってスーツケースに入れて預けた場合も、保安検査で発見されると没収対象です。

成田空港では、実際に100Wh超のモバイルバッテリーが預け荷物から見つかり、係員が呼び出して回収する事例が報告されています。

加えて、端子がむき出しの状態で梱包されていないバッテリーや、容量表示がない製品もNGとされ、国際線ではとくに厳しくチェックされます。

こうしたトラブルを避けるためには、電池容量の明示、短絡防止(テープ絶縁)、個別包装といった対策が不可欠です。

旅行前には、利用航空会社の最新のバッテリー持ち込みルールを必ず確認し、安全対策を講じることが重要です。

まとめ カメラバッテリーを飛行機で預けてしまった

「カメカメラバッテリーを飛行機で預けてしまった場合でも、正しい知識と対応を知っておけば慌てずに対処できます。
航空法では、リチウムバッテリー(特に予備電池)の預け入れを原則禁止しており、多くの場合は機内持ち込みが必須です。
出発前には電池容量(Wh)の確認、短絡防止処置、個別収納が必須となります。

以下の点は特に重要です。

  • 予備バッテリー(単体)は絶対に預けない。持ち込みのみ可。
  • 100Wh以下は個数無制限、100~160Whは2個まで。160Wh超は持ち込み不可。
  • ANA・JAL・LCCでルールが異なるため、必ず事前に公式サイトで確認。
  • 容量不明や端子むき出しの電池は、保安検査で没収される可能性大。

収納テクニックやおすすめグッズを活用すれば、より安全かつ快適な旅が実現できます。
この記事を活用して、出発前の不安を解消し、安全なフライトをお楽しみください。

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この記事を書いた人

📸カメラウォッチ運営者のカメオです。

10年以上カメラにハマり続けている撮影好き。

初心者にもわかりやすいレビューと撮影テクを発信中。

「カメラを選ぶ、カメラを知る。」をテーマに活動しています。

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